AWS re:Invent 2024 現地レポート Day1

はじめに
本記事ではAWS re:Invent 2024のDay1の現地の様子について、
参加したセッションの内容や最新情報、ゲットしたSWAGをご紹介します。
1日のスケジュール
12/2のDay1では3つのセッション、1つのキーノートに参加しました。
事前に予約できたセッションが午前中にを聴講、午後はSWAG集めや予約できなかったセッションに参加する予定でした。

午前中のセッションが開催されるホテルにシャトルバスで移動

こちらのホテルまでは車で15分程かかりました。

参加セッション 1: AIM347-R | Real-time issue resolution from machine-generated signals with gen AI
8:00頃に到着しましたが、既にかなりの列ができていました。

セッションは予約をしていても、10分前に並んでいないと無効になるようなので注意が必要です。
まずは1つめ。今回のre:Inventでは生成AI系のセッションが多く、事前予約もほとんど取れない状況でした。
このセッションは製造業向けで機械の信号と生成AIをどのように掛け合わせてソリューションを構築していくか?という、かなり専門的かつターゲットが絞られていることもあり、何とか事前予約できたセッションでした。内容としてはトラストの金のタネとかなりマッチしているので非常に参考になりました。

形式としてはChalk Talkと呼ばれるもので、実際にホワイトボードを使いながらアーキテクチャーの解説がありました。


ホワイトボードに書いたものがリアルタイムで表示されます。

内容としてはこれまでのリアルタイム以上検知システムのアーキテクチャと、生成AI(Bedrock)以降のアーキテクチャの解説でした。
これまではエッジデバイスからIoT Core経由streamingしてデータをフィルタリング⇨データベースに格納、格納したデータに対して SageMakerでモデル学習という流れでした。

これがBedrockのagentを使うと

基盤モデルがデータパターンを認識します。
これを自然言語に対する回答を生成するようにするのが、以下のアーキテクチャ図です。

点線の部分は任意でとのことでしたが、AWSのサービスを組み合わせて実装していますね。
感想としては、これだけサービスを組み合わせるとかなりコストがかかり、実際のサービス構築ではなかなか使えそうにないなと思いました。ただ工場からのリアルタイムデータをBedrock Agentsに渡して様々な処理を任せる部分については今後使えそうです。
参加セッション 2: DEV201 | Build Amazon Q apps to scale and drive community engagement
こちらのセッションはオーストリアのAWS Heroの方とAWS社員が二人でAmazon Q Businessのデモを紹介するものでした。

Amazon Q Business は試したことがないのですが、Bedrockとの違いはフロント画面を実装する必要なくコンソールから設定することですぐに生成AIを使えるサービスです。

こちらのデモでは、AWS Communityでセッションを検索するアプリを構築していました。
新しい学びとしては、Amazon Q Businessはwebスクレイピングに対応しているとのことで、
特定のURLから情報を取得⇨生成AIが成形して回答ができるようです。これがあればテックブログのURLを渡すだけでレビューをしてくれるサービスがすぐに構築できるなと思いました。
また上記画像の右に表示されているように、情報を取得するドキュメントを選択し画面上で対象を絞ることで、より欲しい情報を正確に回答できるとのことでした。
この機能は現在社内で開発中の社内RAGチャットボットに追加出来そうです。
AIM130-S | AI-driven value: Capital One’s path to better customer experience (sponsored by NVIDIA)
午前中の最後はCapital Oneの役員とNVIDIAのDeep Learning担当の方の対談形式のセッションでした。

内容としては経営視点と技術的な視点を組み合わせて、生成AIを使っていかに素早くサービスを開発し価値のあるサービスを提供するか?といった内容でした。
ビジネスの専門用語などが多く出てきてなかなか難しかったです。Capital Oneがクラウドに移行したのは2019年でそれまではオンプレしか使っていなかったのには驚きました。
食事&SWAG受け取り

広すぎて8人がけの円卓を1人で使っている人が多くいました。

野菜がほとんど置いておらず、味が濃いものしかない所は流石アメリカですね。
移動してメイン会場であるVenetianホテルに到着。

こちらでKeynoteが開催されたり、SWAGを受け取れたりします。

エスカレーターを登ると巨大なAWSロゴがお出迎えしてくれました。

他の会場は静かで落ち着いた雰囲気でしたが、Venetianはお祭り騒ぎで全く雰囲気が違いました。
DJが曲をかけていたこともあり、クラブのような雰囲気でした。
こちらのSWAGカウンターでパスをスキャンしてパーカーとゲットしました。


AWS認定ラウンジにもお邪魔しました。


19:30からはkeynoteに参加しました。


19:00前から会場に入れたのですが、ライブが始まっていました。

最前列を取れたので、とても近くで迫力がありました。
Keynote本番

データセンターのチップを仕組みの話から詳細に発表していましたね。
この辺りは全く詳しくないので、非常に興味深い内容でした。

私の目の前でラックをお披露目していました。
ベストポジションすぎてライブカメラともろ被りです!笑

このサーバーを使うことにより、、、

claudeのHaikuがオレゴンリージョンで60%速くなるらしいです。
パフォーマンスが桁違いに良くなるみたいです。

この流れでanthropicのco-founderが登場しました。


新プロジェクト、Project Rainerが発表されました。

AWSのリソースを最大限に活用し、claude 3.5 Haiku以上の性能モデルをハイペースで開発していくプロジェクトです。新モデルが出ることにより、現時点で見えているBedrock&claudeの限界を越えることを期待してしまいますね。特に画像周りの異常検知精度が上がって欲しいです。

以上、「AWS re:Invent 2024 現地レポート Day1」でした!
時差ぼけなのか連日3時間しか寝れていませんが、残り4日間も全力で満喫したいと思います!
次回の「AWS re:Invent 2024 現地レポート Day2」もお楽しみに!