【玉虎堂×トラスト】~新潟老舗のモノづくり現場を応援!ともに創る「製造工程内在庫管理システムコラボプロジェクト」~運用スタート編

トラストでは、当社のDXサービス「金のタネ」の稼働以降、中堅・中小企業の抱える課題に取り組んできましたが、2024年11月から新潟の老舗製造業である、株式会社玉虎堂製作所様(以下、玉虎堂様)と「ともに創り、発信する!」をテーマに、「製造工程内在庫管理システムコラボプロジェクト」を取り組んできました。
▼本プロジェクトの概要についてはこちらをご覧ください。
https://trust-coms.com/trust-note/1258/ (スタート編)
https://trust-coms.com/trust-note/1430/ (開発プロセス編)
今回は運用スタート編(最終回)として、チームメンバーであるA.M(入社3年目)より、3月末にシステムを提供し、玉虎堂にていよいよ運用スタートした様子をご紹介いたします!
前回の開発プロセス編では玉虎堂にシステムの試作を使用いただいたうえでのご意見、ご要望をお聞きしました。そこから約2か月間、改修作業を繰り返し行い、より玉虎堂様に最適で理想的なシステムを構築することができました。
運用スタートに向けての説明会
いよいよ3月末になり、新年度に向けて現場での運用がスタートします!
4月からの運用に向けて、弊社メンバーとともに玉虎堂様の元へ訪問し、アプリケーションのセットアップ作業とシステムの構築を一括して担当した若手社員のM.I(入社2年目)が、今回の開発の背景やアプリケーションの使い方について、約20名の作業者の皆様に向けて説明を行いました。

皆さん実際に使うタブレットやスマホを持ち寄り、説明を聴きながら実際に画面を触れて、その場で質問も出たり、一緒に考えたりする様子から、皆さんの真剣さが伝わってきました。実際に使用いただく作業者の方々に触れていただくことで、使用する際のイメージを持っていただき、トラストも生の声をたくさんお聞きすることができました。これは非常に貴重な機会となりました。
また、玉虎堂様の工場長からは、
「私たちはトラストさんから金のタネを受け取った。ここからは玉虎堂でしっかり育てていきたい。」という、弊社のサービス名を絡めた素敵なお言葉をいただきました。
製造工程内在庫管理システムのご紹介
玉虎堂様からのご要望である、誰でも操作できるシステムのシンプルさを意識したアプリ画面となっています。操作手順は簡単で、作業者の方は以下の3工程で完結することができます。
①従業員の方がそれぞれ持っているバーコードをスマホでスキャン
②出庫or入庫を行いたい製品についているバーコードをスマホでスキャン
③個数を入力
<今回開発したアプリ画面のイメージ図>



本プロジェクトの開発を担当した若手社員M.Iのコメント
3ヶ月間のプロジェクトを通じて、技術力だけでなく、お客様の要望を深く理解する貴重な経験ができました。最終日、現場の皆さんがシステムを操作される姿を見た瞬間には開発者として達成感に似た感情を抱いたことを覚えています。 振り返ると、初期段階でのモックアップ作成が認識齟齬の有無を確認する役割を担い、オンライン会議を効果的に活用したことが複雑な要望も確実に対応できた要因ではないかと思います。最終納品時の予期せぬ不具合も、誠実な対応を心がけたことで、むしろ信頼関係を深める機会となりました。 今後も「作りたいもの」ではなく「必要とされるもの」を提供する姿勢を胸に、技術と人間関係の両面で成長し続けたいです。
玉虎堂製作所様からのコメント
運用を開始して約1か月が経過しました。正直最初は「私たちには使いこなせない」「今まで通り紙の方がやりやすい」と消極的な声が多い中開始したDXへのチャレンジでしたが、実際使用を開始してみると皆さんが熱心に使い方を覚え、少しずつですが使いこなせるようになっていると思います。
今まで社内を走り回って確認していた在庫が、画面1個で確認できるおかげで作業効率も格段に上がりました。トラストさんからご提案いただき、今回のプロジェクトを一緒に取組めたことに感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。
おわりに
トラストは現場でお役に立ち、玉虎堂の製造現場での在庫管理に役立ち、
生産性の向上にも貢献できるようにプロジェクトメンバー一同、応援を続けていきたいと思います。
これからもトラストは中堅・中小企業の皆様に金のタネを届けて参ります。
引き続きよろしくお願いいたします。